当社は給排水・下水道・冷暖房設備工事・各種設備メンテナンスと幅広く事業を行っていますが、その中でも排水管に関しての施工やメンテナンスにおいては、一番の自信を持っています。
使用者が清掃できない排水・通気配管や各種阻集器・排水機器・排水槽は、我々専門技術者でなければ清掃できません。
また不特定の使用者が利用する非住宅建物においては、清掃専任者と定期的な点検業務が必要となります。
業務区分としては、排水不良・管閉塞等の予防措置、それらのトラブルの事後処置、衛生管理の3つに分けられ、当社では全区分を請け負う事が可能です。
Contents
排水設備の特性と排水管メンテナンスの必要性
排水設備で扱う排水はさまざまな混入物が含まれており、それが排水管を通って流されていくことになります。
排水管は適正に施行されていますが、どうしても使用している間に劣化してしまったり、清掃が徹底されていなかったりするために、排水管内にさまざまな混入物が停滞したり、沈殿したりして、排水不良を起こす原因となってしまいます。
例えば、飲食店営業の店舗においては、厨房から流れる排水は、油脂類が多く含まれていることがあり、排水管内に凝固物が付着してしまって排水不良を起こし、時には管閉塞を生じさせてしまうこともあります。
その他にも排水管は、どのような箇所においても排水不良・管閉塞のリスクが高いと言えるので、それらを予防するためには定期的に清掃することが必要となるのです。
排水管メンテナンスのレベル
排水管は、手の届く範囲であれば容易に清掃することが可能ですので、専門業者でなくとも使用している方が意識して清掃することによって排水不良・管閉塞を予防することができます。
住宅のような場合であれば、居住者の日常的な簡易な清掃によって、排水不良・管閉塞のリスクを軽減させることができます。
ただ、排水・通気配管や排水槽などの排水設備の場合には、管洗浄などの専用機器や薬剤を使用する場合がありますので、専門技術者でなければ清掃することはできません。
また、住宅ではなく、不特定多数が利用する建物のような場合であれば、意識して清掃することが難しいことがありますので、定期的に点検することが必要となる場合もあります。
排水管メンテナンスは、排水不良・管閉塞等の「予防」とトラブルが生じた際の「処置」に分けることができます。
衛生管理という観点あれば予防の目的がメインとなり、一定期間ごとに清掃することが必要となります。
排水管内の状況を確認するために、定期的に混入物の付着や沈殿などの状況を点検し、どのように清掃するのか検討しておくことが大切になります。
排水管メンテナンスの周期
排水管メンテナンスの周期は建築物衛生法によって定められており、排水設備の清掃は6か月以内ごとに1回、定期的に行う必要があります。
ただし排水管の状況によっては、3~4ヶ月に1回の清掃が必要なケースも存在します。
特に飲食店の厨房のように、排水管内に油脂等の付着・沈殿・停滞などのリスクが考えられる場合には、1か月に1回程度の点検、3か月に1回程度の清掃が必要になるでしょう。
また、一般ビルや住宅、ホテルなどについても、6ヶ月未満に1回の点検清掃が必要になります。
集合住宅などの台所排水は、排水不良・管閉塞などのトラブルを生じさせやすいからです。
特に多数が利用するような建物の配管の場合、清掃の不徹底や異物の投入などによって、排水不良を引き起こし、排水機能が停止してしまうようなことがあります。
排水機能が停止してしまうと、当然ながら水や湯を使うことができなくなってしまい、汚染や悪臭などによって非衛生な状態になってしまいます。
そのため、建物の使用者や管理者、また私たち専門技術者によって相互に協力を行うことが重要になります。
排水管メンテナンスにおける技術力(技術面の強み)
排水管の洗浄作業に用いる洗浄方法は、管内の付着・堆積・閉塞物を取り除く手法として、主として物理的に剥離・粉砕する機械的洗浄方法と、化学的に溶解する化学的洗浄方法があります。
当社では両洗浄方法を採用し、状況に合わせた柔軟な処置を行っています。
以下が当社の対応可能な洗浄方法です。
機械的洗浄方法
高圧洗浄法
高圧洗浄機または高圧洗浄車からホースで導水し、ホースの先端に取り付けられたノズルから噴射する高速噴流により、管内付着・堆積物等を除去する方法です。
噴射孔の角度により、前方噴射、後方噴射、横噴射の各タイプおよびそれらの組み合わせが採用されています。
後方噴射タイプは、洗浄とともに自走機能があります。
ワイヤ式清掃法
ワイヤ式清掃法はスクリュー形、ブラシ形等のヘッドが先端に取り付けられたワイヤを排水管内に回転させながら挿入し、押し引きを繰り返しながら、管内停滞・付着物等を除去するものです。
ワイヤは、配管の曲がりに対応できるように、フレキシブルな螺旋構造となっています。
ロッド法
ロッド法は1.0~1.8m程度のロッド(長い棒)を繋ぎ合せて、手動で排水管内に挿入するものですが、電動のものもあります。
この方法は敷地排水管や雨水敷地排水管に適用され、排水桝から挿入して作業します。
ロッドの最大繋ぎ長さは30m程度です。
空圧式清掃法
空圧式清掃法は、空気ポンプを用いて圧縮空気を管内に一気に放出し、その衝撃波により閉塞物を破壊・離脱させて除去します。
その空気圧力は0.2~0.32Mpa程度で使用され最大空気圧力は1.0Mpa程度です。
化学的洗浄方法
化学的洗浄方法は機械的洗浄方法が適用しにくい場合など、非常手段的や補助的に用いられます。
そこで使用される洗浄剤は、アルカリ性剤と酸性剤に大別されます。
専門技術者の豊富さ(技術面の強み)
当社には、卓越した専門技術者や資格取得者が多数在籍しており、顧客ニーズの多様化に柔軟に対応できると定評を頂いています。
以下は、当社所属の社員が有する資格一覧となっております。
資格 | 人数 | 資格 | 人数 |
一級配管技能士 | 1人 | 二級配管技能士 | 1人 |
二級土木施工管理技士 | 1人 | 二級管工事施工管理技士 | 2人 |
甲種1類消防設備士 | 1人 | 給水装置工事主任技術者 | 1人 |
下水道排水設備責任技術者 | 5人 | ガス責任技術者 | 1人 |
二級建設業経理事務士 | 1人 | 三級建設業経理事務士 | 1人 |
有機溶剤業務従事者に対する労働衛生教育 | 1人 | 液化石油ガス設備士 | 1人 |
※法令による免許資格者数(重複あり)